円形脱毛症に関して集めた情報(円形脱毛症体験記1)

ここでは、円形脱毛症に関する情報をまとめます。
基本的には、自分が調べて有用だったものです。

目次

円形脱毛症の原因

序章で述べた通り、2022年時点でも原因は明確になっていません。
しかし、いくつかの候補は出揃っています・・・全部ではないと思いますが。

自己免疫要因

コロナでも話題になった類ですが、円形脱毛症の原因で一番支持されているのがこれです。
自己免疫の暴走(誤爆)により毛根がダメージを受けて脱毛している、という説です。
後述する治療法からも、この説が確からしい、或いはこのケースが多い、とも考えられます。

アトピー要因

円形脱毛症の患者にはアトピー性疾患の人が多い、というのが根拠のようです。
一説には円形脱毛症患者の40%がアトピー性疾患を持っているとか。
なので、アトピー性皮膚炎などの人は、そうでない人より円形脱毛症のリスクが高いとも言える可能性があります。

遺伝要因

円形脱毛症患者の近親者に円形脱毛症の患者が一定程度いる、という研究結果があるそうです。
ただ、割数的に素人には高い数字には見えない(10%弱)ので、アルマデル的にはあまり・・・
しかし、アトピーに遺伝的な要因があるようなので、そっち起因という可能性も?

女性ホルモン要因

『産後脱毛』という言葉もあるらしく、出産後の女性は髪が減りやすいらしいです。
これは、出産までは女性ホルモンが高値安定していて、出産後はそれが通常値に戻るためと考えられているようです。
※女性ホルモンには発毛促進の効果がある。
女性ホルモンの急激な減少によって脱毛する場合がある、ということのようです。

アルマデルの状況

アルマデルの場合、上述の内容と反するように見えますが、
実は姉が円形脱毛症患者
という事実がありますw

姉は思春期に発症し、頭髪・眉(がほぼなくなる)を中心にかなり重度な症状でした。
そして、序章で記した『治る病気ではない』の通り、姉は
脱毛→発毛→脱毛→発毛
と何度も繰り返す脱毛症と今でも付き合っています、発症からもう40年近く経つのに、です。

その姉に比べれば、アルマデルの症状など何てことはないように思えますが、
軽症:いわゆる10円ハゲのようなものが1つできたが、短期間で発毛して復活した。
のようなものなので、1年以上複数個所が脱毛しているアルマデルも十分に重症な方に分類されるようです。

で、姉は色々な検査をしていますが、結局は原因の特定もできていない状況です。
アルマデルもホルモン系の検査などをしましたが、特に原因となりそうなことは見つかりませんでした。。。

円形脱毛症の治療

原因の特定ができなければ、有効な治療があるはずもありません。
ただ、上述のような原因の考察から、2022年時点では以下のような治療が行われています。

円形脱毛症で有効だとされる治療法(上位3つ)

  1. ステロイド局所注射療法
    文字の通り脱毛部分(以下脱毛斑)にステロイドを注射する方法。
  2. 局所免疫療法
    脱毛斑にSADBE あるいは DPCPを塗り、故意に皮膚をかぶれさせる方法。
    自己免疫要因に基づく発想で、免疫反応をかぶれの修復に向かわせる、という趣旨。
    ただ、保険適用がされないようです。
  3. ステロイド外用療法
    これも文字通り、脱毛斑にステロイドのローションや軟膏を塗布する方法。
    恐らく、皮膚科で最も初手として用いられる。
    ※明らかに重症な患者を除き。

自分の経験から言えるのは、
経過を見ないと何とも言えない
ということです。

この『経過』というのは脱毛の経過のことです。
脱毛の初期段階で皮膚科に行ったとしても、その段階ではどこまで発展するのかが判らず、経過を見るしかないのです。


例えば今、いわゆる10円ハゲが1つできていたとして、
・脱毛がそれで終わりなのか、まだ続くのか?
・脱毛斑はそこだけで済むのか、他にも増えるのか?

というのは誰にも判りません。

なので、初期段階で皮膚科に行っても、
ステロイドを塗って様子を見ましょう!
という対応をするしかないのだろうと思います。
※アルマデルもそうでしたw

アルマデル

皮膚科の先生を無能だと勘違いする人もいそうなので、
念のため背景を書いておきましたw

こういう部分も、円形脱毛症がやっかいな理由の1つです。

この次は、上記以外の治療法についても簡単にまとめようと思います。

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